よく、ブログで子供の頃の思い出なんかを面白おかしく書いてらっしゃる方を見かけますが、純粋に「記憶力いいなー。すごいなー。」と感心しちゃいます。
そんな僕ですが、珍しく子供の頃の「痛かった思い出」を思い出したので書いてみます。
あれは小学校の3・4年生くらいだったと思うのですが、当時チョロQというゼンマイで走るミニカーのようなものが流行っていました。
(ちょっと説明してみましたが、何歳くらいの人までチョロQを分かってくれるんでしょう?)
走るミニカーという事で、休み時間の廊下では当然のごとくレースが開催されていました。
チョロQには、ル・マンに出るような車から4駆まで色々な種類があって、みんなそれぞれお気に入りのチョロQで勝負をしていたんですけど、僕の持っていたチョロQではなかなか勝つ事ができず、僕はチョロQを改造する事にしました。
まず考えたのが軽量化。
元々のチョロQはボディがしっかりしたプラスチックで出来ていたため、まず、それをはずして寿司パックか何かの薄いぺらぺらの素材でボディを作りました。
(そういえばチョロQみたいので、握り寿司が走るのありましたよね!?)
でもよくよく考えると風の抵抗もなにもあったもんじゃないですから、単純にボディーをはずして、ゼンマイモーター剥き出しで走るのが一番速いかもしれないですね(笑)。
そして、次に考えたのは走る方向を真っ直ぐにする事。
どういう事かちょっと説明しますね。
僕の持っていたチョロQは後輪2輪駆動のため、前輪は単純にタイヤとタイヤを金属製の細い棒でつないだものがはまっているだけなんです。
絵を書くとこんな感じですかね。(両脇の黒いのがタイヤ)→ ■───■
んで、これがシャーシ(下側のボディ)にはまってる訳なんですが、タイヤがスムーズに回転するように、シャーシとタイヤの間にはスキマがあるわけで、そのスキマがあるためにタイヤが左右に多少ブレてしまい、結果としてチョロQは真っ直ぐには走りません。
それを改善するには!
そう、タイヤをつなぐ金属の棒を少し短くしてあげればいいんです!!
作業工程は
1.タイヤを引っ張って棒からはずす。
2.棒をペンチで短くする。
3.タイヤを短くした棒に押し込む。
4.シャーシにタイヤをセットする。
といたって簡単。
当然、作業は順調に進みます。
1→2→3ときて、シャーシにはめ込んで試しに走らせてみると…チョロQはカーブしながら走ってしまいます。
まだちょっとタイヤとボディーの間にスキマがあるんですね。
仕方がないので、棒をもうちょっと切ろうかとも思いましたが、あとほんのちょっとだったのでタイヤをもうちょっと押し込む事に。
ぎゅー。ぎゅー。っと何回か押してみますがなかなか入っていきません。
さらにぎゅーっと押したその瞬間。
ぷちっ。
っという音がして、タイヤがちょっと奥まで棒にはまりました!
…と思ったら、結構奥までタイヤがはまっています。
よく見ると、棒がタイヤを貫通してるじゃありませんか…。
そして、棒はタイヤを貫通してぎゅーぎゅー押していた僕の指に刺さっています!!
いてーっ。(>_<)
まぁその後はちょっと血が出たものの、消毒をしてバンソウコウを貼っておく程度で治りました。
それは良かったんですけど、あの時の感触は忘れられません…。
ぷちっ。